大宮院 スタッフ

最近、膝が痛い! 原因は「季節の変わり目」かも

秋の紅葉

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変形性膝関節症

最近、膝が痛い! 原因は「季節の変わり目」かも

こんにちは。本日ブログを担当します、看護師の面田です。

最近は、暑ーい夏が過ぎ、涼しさが出てきました。

とても過ごしやすくなったと思われる反面、最近は特にお膝の痛みが増してきた!という方々が増えております。

 

古傷が痛むと雨が降る?

それはどうしてか?原因は様々ですが、原因の一つとして気候が考えられます。

昔から『古傷が痛むと雨が降る』と言われてます。

昔から関節痛や神経痛などの持病を持つ方が天気の変化に敏感と言われています。

近年の研究では、これらの症状の発言と気温や気圧・湿度などの気候条件には深い関係があることが明らかになっています。

中でも腰や膝などの節々の痛みは、季節の変わり目や梅雨、台風など気圧が低下する時期に特に悪化することが多いようです。

原因としては、自律神経や体液バランスの変化により体内で炎症反応を引き起こす物質が増加することが挙げられます。

また、気温が下がると痛みが増すことがあります。

冷えや湿度の上昇も痛みを助長させる原因となるため、気象情報はこまめにチェックし対策を心掛ける必要があります。

膝の炎症のイメージ画像

 

炎症反応を引き起こす物質が増加する?!と、どうして痛いの?

痛みの原因は『炎症』です。

体重の負荷などによって軟骨が擦り減ると軟骨の細かな「削りかす」によって、関節包の内側にある滑膜という膜に炎症が起きます。

炎症はもともと組織を修復するための反応で、膝の場合は削れた部分の軟骨を修復するために起きるのです。

しかし、炎症の過程で関節周囲が腫れたり、痛んだりします。また、関節は関節包に包まれた袋になっています。

この袋の中には常に数ccの関節液があり、軟骨に栄養や酸素を与えています。関節の中で炎症が起こると、この関節液が増えます。

実は、この増えた関節液がいわゆる『水』というわけです。つまり『水』は炎症の結果です。

また膝の痛みも炎症の結果と言えます。

軟骨や骨には神経が通っていないので、軟骨が削れたから痛いのではなく、炎症が起きることで痛みが出てくるのです。

炎症が起きた状態で軟骨に負担をかけると、さらに軟骨が削れて、それがまた炎症の元になるという悪循環に陥ります。

若い人の軟骨は白く光沢があり弾力もあります。それが加齢とともに軟骨は光沢を無くし、徐々に弾力が無くなってきます。

そうなると軟骨が摩耗しやすくなり、炎症がずーと続くとレントゲンでも分かるくらいに軟骨が減ってきます。

骨にも影響が出て、余分な骨ができてきたり、骨が擦り減ってきたりします。

それが変形性膝関節症です。

 

当院の

血液由来のPRP-FD治療

脂肪由来の培養幹細胞治療

どちらも、この炎症に作用する効果を期待する治療法です。

 

痛みの原因が炎症ですから、気候の変化で炎症反応を引き起こす物質が増加すると、さらに痛みが増すのです。

季節の変わり目はもちろんのこと、日々の気象情報にはご注意ください。

 

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