
その膝の痛み、もしかして変形性膝関節症?

その膝の痛み、もしかして変形性膝関節症?
こんにちは!大宮ひざ関節症クリニックです。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
最近は日差しもだんだん強くなってきて、気づけばもう初夏ですね☀️
朝晩の寒暖差があったり、急な雨が降ったり…そんな気候のせいか、「なんだか膝が痛いなぁ」と感じる方も多いかもしれません。
実はそれって「変形性膝関節症(OA)」のサインかもしれません🤔
今回は、整形外科でよく言われる「半月板損傷」や「軟骨のすり減り」といった診断と変形性膝関節症(OA)のつながりについて、わかりやすくお話しします。
★よくある診断名と、変形性膝関節症(OA)との関係
膝に痛みを感じて整形外科を受診すると、こんな診断名を言われたことはありませんか?
・半月板損傷
・軟骨のすり減り
・関節水腫(膝に水がたまる)
・膝関節の変形や骨棘(こつきょく)
これらは単なる“ケガ”とイメージされがちですが、特に40代以降でこれらの診断が出ている場合、変形性膝関節症(OA)の進行段階のひとつとして現れていることが多いのです。
★なぜ、変形性膝関節症(OA)と関係しているの?
変形性膝関節症(OA)は、長年の使いすぎや加齢により、関節の軟骨がすり減っていく慢性的な病気です。
軟骨がすり減ると、骨同士がこすれ合い、炎症や変形を引き起こします。この過程で、半月板にストレスがかかって傷んだり、水がたまって腫れたりすることがあります。
つまり、半月板損傷や軟骨のすり減りは、変形性膝関節症(OA)が静かに進行しているサインともいえるのです。
★こんな症状はありませんか?
・朝、膝がこわばる
・歩き始めに痛みが出る
・正座やしゃがむのがつらい
・階段の昇り降りが不安
・天気が悪いと膝が重だるい
これらに心当たりがある方は、変形性膝関節症(OA)の初期症状かもしれません。
→放っておくとどうなるの?
変形性膝関節症(OA)は進行していくものです。初期の違和感をそのままにしておくと、関節の変形が進み、最終的には歩行困難になり、人工関節の手術が必要になることもあります。
ですが、早い段階で気づけば進行を遅らせることが十分に可能です。
🔶おわりに
半月板損傷や軟骨のすり減りといった診断は、変形性膝関節症(OA)が始まっているサインかもしれません。
今の症状と変形性膝関節症(OA)とのつながりに気づくことで、将来ご自身のお膝で長く過ごしていただくための第1歩になるかもしれません。
「もしかして…」と感じた方は、どうぞお気軽に当院までご相談ください。