膝のしびれの原因
膝のしびれの原因
膝のしびれは危険信号?
皆様、こんにちは。コンシェルジュの中田です。
本日は違和感から知る膝の異常とセルフケアについてお伝えします。
足がしびれる理由としては、神経の圧迫や血行不良が考えられます。
神経が圧迫されてその働きに支障を来すとしびれが生じますし、血行不良になると
神経への血のめぐりも悪くなり、神経性のしびれを招いたり、ひどくなったりすることも。
正座すると足がしびれるという人も多いと思いますが、まさに神経や血管を圧迫する姿勢だからです。
そのため、膝を伸ばせば圧迫も解除されるので、しばらくすればしびれも治まりますよね。
問題は、慢性的な膝のしびれです。
いつもしびれている、動く度にしびれを感じるということは、どこかに
ずっと神経の圧迫や血行不良の原因があるということ。
膝にしびれが出ているからといって、膝に原因があるとは限りません。
原因として多く見受けられるのが、腰の疾患、そして膝周辺の筋肉の緊張です。
<膝のしびれに関係する腰の疾患>
- 椎間板ヘルニア(ついかんばんへるにあ)
- 腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)
- 腰椎すべり症(ようついすべりしょう)
- 腰椎分離症(ようついぶんりしょう)
<膝のしびれに関係する筋肉>
- 大腿四頭筋(だいたいしとうきん)
- ハムストリングス
- 腓腹筋(ひふくきん)
硬くなった筋肉による膝のしびれ解消法
硬くなった筋肉をほぐすには、ストレッチが有効です。
一人でもできるカンタンな方法をレクチャーしておきましょう。
〇膝上や膝下のしびれに「大腿四頭筋のストレッチ」
大腿四頭筋のストレッチの中でも、もっとも楽な姿勢でできる方法をご紹介します。
テレビを見ているときや寝る前など、くつろいでいても可能です。
大腿四頭筋のストレッチ方法
- 座った状態で、片足の膝を外に折り畳むように曲げます。
- 体を後ろに少し傾け、両手をつきます。
- 太もも前面が伸びてることを感じたところで、20秒キープ。膝を曲げた方のお尻が浮かないように意識するのがポイントです。
- 可能な人は体をもっと倒す、もしくは床に仰向けになるとより効果的です。ただし、腰が反らないよう注意しましょう。
〇膝裏からふくらはぎのしびれに「腓腹筋のストレッチ」
腓腹筋のストレッチ方法
- 壁や椅子に手を置いて体を安定させます。
- 踏み台や階段から、かかとを外に出します。
- 膝が曲がらないよう意識しつつ、かかとを下に落としていきます。
- ふくらはぎが伸びているのを感じるところで、20秒キープします
膝のしびれの原因を病院で確定診断
膝のしびれについて、今回はもっとも多い腰と筋肉の原因に絞ってお話してきました。
テスト方法なども交えて、腰の疾患によるしびれか、
筋肉の硬さによるしびれか検討をつけることもできるでしょう。
ただ、きちんと治療して膝のしびれや痛みを解消するのであれば、病院での確定診断が必要です。
脅かすわけではありませんが、もしかしたらしびれという症状に、動脈硬化や
脳梗塞などの病気が隠れていることも考えられます。
だからこそ、もし膝やその周辺のしびれが1週間以上続いているようなら、
整形外科などを受診して確定診断を行うことをおすすめします。
痛みはなくても、しびれという原因のはっきりしない違和感が膝にあると、やはり不安なもの。
そういうストレスがしびれを悪化させたり、痛みにつながったりすることも考えられます。
まずは原因をつきとめ不安を和らげることから、膝のしびれの治療は始まるのです。
いかがでしたでしょうか?
今回は、膝の違和感からくる危険信号と解消ストレッチについて知っていただけたかと思います。
お膝についてお困りのことがございましたら、お気軽に当クリニックにご相談くださいませ。